YOUNG GIRL ALWAYS THINK ABOUT SOMETHING

世界で一番ダサいブログタイトル。ライブの話や自分の話を長めに書きたくなると突然更新するやつ。

「スーパーでデート」大好き!

歌詞の引用箇所の引用元:「スーパーでデート」/コレサワ

コレサワ「スーパーでデート」【Music Video】 - YouTube

 

私はスーパーマーケットが大好きです、1番のレジャーはスーパーに行くことだと思います。カラフルだし大量だし、安心するし落ち着くし、日常だし非日常だし、たまんないです。それから、複数の中から選択する行為、そこに表れるアイデンティティについて思考を巡らせることも大好きです。同じ洗剤でもこの人はこういう理由からこっちを選ぶんですね〜のような情報は最高、そして私はどれを選ぶ?最も"私"な選択とは!という、主人公感!Life is a show time!その連続こそがスーパー!

そう、「スーパー」という略され方もたまらないですよね。スーパー〇〇なんてこの世に沢山あるのに、その中でもスーパーの中のスーパーとして、「スーパー」と略してOKって認められているのは凄い、さすがスーパー。

 

さて、今回お話しするのは、そんなスーパーでデートするという曲です。ビスケットブラザーズの単独に行った際、転換で流れていて出会った曲です。

最近どこにも 行けてない世界も

こんなに変わっちゃったけど

恐らくですが、これはコロナ禍が背景にあり。遠出したりお出かけしたりできないので、近所のスーパーに行くこともちょっとしたレジャーとして捉えている、そんな素朴さ、愛しさ。あそこまで外に出られない経験はじめてでしたが、それこそ特に外出を控えていた時期は、近場に散歩に行くとか、スーパーとかコンビニでも、コロナ前より楽しいって思ったよね、そんな共感もありますね。

近場に行くのにそんなおしゃれしてと言われたって

そこが他の子と私の違うとこよ You Know

ちょっと近所に行くにもおしゃれしてたな、あの時期、確かに。全然洋服も化粧品も買う気しないし、でもなんか買いたいし、と思って1着ぐらい買ってみたはいいものの、着る機会がなくて。近場に行くのに一張羅を着て行っちゃうウチらのリアルって感じ。

そして「そこが他の子と私の違うとこ」の感覚もたまらないですね、相手からやや責め、マイナスのニュアンスで言われたであろう要素を、自分の強みとして提示し返しています。自分自身にちゃんと意味があると思っている言葉。聞いていて読んでいて嬉しくなりますね。しかも付き合っている関係なら尚更、私の貴重さをもっと理解しなさいよ!という、なんというか、譲らない感じが出ているのも良い。

 

さて、今紹介をしたパートも好きなのですが、これは前段。

特に好きなのは、ちょっと曲調の変わるCメロ的な箇所の歌詞たちです。

 

まず、この例え!

野菜コーナーの寒さはちょっと雪国みたいでいいね

まず、「野菜コーナーの寒さ」自体が大好きなので、生活のそんなところにわざわざ触れてくれてありがとう、です。特に夏に半袖でスーパーの寒めのコーナーを徘徊して、うわ〜寒くなっちゃったな〜夏なのにな〜って思うやつ、あれとっても楽しいですよね。

はい、そこからの急に「雪国」!大飛躍!「野菜コーナー」という狭くて近いところから、広くて遠い「雪国」に飛ぶところ、たまりません。一気に視界が広がりますね。緑色から白色にうつるような、色彩の変化も感じられて、イメージが広がって良いですね。美しい。意外と雪国もやし、とか、関連性があるかもしれないワードなところも、勝手にクスッとします。

ところでちょうどこの曲と出会う前後で、マザー・テラサワさんの下ネタのコントを拝見して、内容は書きませんがそこに出てきた例えというか見立ても最高でした。ちょうどこの曲を聴きそのネタを見ていた時は、私の中で見立てブームだったのかも。

 

次に、なんといってもこの歌詞!

なに食べる?そんな風にこれからも

いろんなことあなたと選びたい

嗚呼、スーパーでこのプロポーズされたい!と思いますよね?思いましたよね。

共に生きていくということを、「あなたと過ごしたい」「あなたと暮らしたい」とかではなく、「あなたと選びたい」と表現しています!!!

まず、冒頭で述べたように、私はスーパーの「選択」という要素が大好きなので、買い物における「選ぶ」点に言及してくれているものに出会うと、それだけでも嬉しくなってしまいます。

そして次に、私は人間関係において、"違う意見の人とちゃんと話し合いをして互いが納得する共通の解に辿り着くということ"が割と好きです。こうやって言葉にしてみるとすごく変な気もしますが。自分と同じようで違う人、好きなものが違う人に特に興味があり(かっこつけていますね)、そして、違う人間と何かを一緒に選ぶのって特にむずい、その難しさを乗り越えるのって快感だなと思います。違いを理解し乗り換え受容し合う時が、一番脳の刺激すごいからね。そして、私は何よりそういう自分自身のことが好きだし、もっと頑張りたいと思っています。(いや、全然普段、結局、似ている人たちと過ごしています、すみません。)

スーパーの「選ぶ」側面、そして、人と選ぶという非常に難しくてかつ最高の営み、という、私にとってかなり重要な2点が、この歌詞ですっきりしっかり結びつき、歌われています。この曲を聴くと、「あなたと選びたい」と思っている自分のことを自分で祝福できる、そんな気持ちでございます。

 

是非、「スーパーでデート」、皆さんも聴いてください。そしてオススメの全然違う曲のことも教えてください。あなたと、次に聴く曲、選びた〜い。

 

再掲

歌詞の引用箇所の引用元:「スーパーでデート」/コレサワ

コレサワ「スーパーでデート」【Music Video】 - YouTube